カムダス☆ドロリス

エッセイといふものに憧れたオタクの成れの果て

古書チェーン店でのバイト ② ~素敵な店長~

さて…その店をなんとなくで辞めて五年が経った。
私はその間コンビニにいた。いろーんな時間にいたが、メインは早朝だった。

早朝勤務、ベテランオバサンからのパワハラ、悪くなる空気、遠慮なく辞める学生たち。

私も「あーあ、あそこ(チェーン古書店)はよかったよなー」と思ってた時。コンビニを辞める決意を固めた。

コンビニ側からは散々引き留められ、それでも辞めるといえば嫌味を言われつつも半ば無理やり辞めた。
そしてとても調子よく、古書店の方への採用が決まったのだった。

さてこの店、店長はもちろん社員。全国転勤があるためよく変わる。
二度目の勤務の際も前とは変わっていた。
この時の店長が、私の人生観や人格の再形成に大きな影響を与えることとなる。

その店長は女性で、それはそれはおっかない人だった。年上で勤務年数の長いパート従業員やがたいのいい男性従業員、果ては同じ社員にもガンガン物申すタイプだった。
しかしそれは非常に頭がよく仕事が出来る故の自信から来るものであり、不思議と嫌ではなかった。
仕事上で間違ったことは遠慮なく言うが、理不尽に怒ったりは絶対にしない人だった。

そして、仕事ではおっかないが休憩中や退勤後は気さくで明るく面白い人だった。
しっかりとオタクだったのだが、オタ知識以外も豊富で、従業員すべての趣味嗜好を理解し楽しくコミュニケーションをとる人だった。

私はそれまであまり積極的にコミュニケーションを取らないタイプだったのだが、店長のおかげで徐々に口数が増え、趣味のことも恥じることなくよく喋るようになっていった。
それがとても楽しかった。

その店には、オープンから勤めてる大ベテランのパートさんがおり、その方は私が最初に勤めた時からずっといた。
私はその人とも仲がよく、たまに一緒にご飯を食べに行ったりしていた。
その時もよく店長の話をしたものである。

その店長さんは、私が再入社した一年三ヶ月後に店舗を去ることとなった。
異動の時期なのもあったが、店長さんは妊娠をしており産休に入ることになったのである。
私も、あのおっかない店長が赤ちゃんのエコー写真を見て微笑んでいたのを知っている。
寂しいけど、これほどめでたいことはないのだ。

店長の送別会が開かれることとなり、お世話になった我々従業員はそれぞれ贈り物を用意し出した。
赤ちゃんが産まれるということでおくるみやら毛布やら、出産時の為のグッズやらを用意している様子の皆さん。
そんな中私は、当時店長さんと共にハマっていたスマホゲームの絵を描くことにした。
それも店長さんが好きなBLカップルの絵を…。
渾身のイチャイチャ絵はきちんとラミネートし、裏にはアニメイトで購入したシールも貼った。
送別会でそれを渡すと、店長さんはちゃんと喜んでくれた。

彼女が去り、とても寂しかった。新たな店長は若い男性で大人しく、店に怒号が轟くことはなくなった。
それでもあの店長から学んだことは、私の身にしっかりと染み込んでいた。
後輩への指導や朗らかなコミュニケーションが取れるようになっており、従業員と良好な関係を気付けるようになった。

今はもう、私はそこに勤めていないし、その店長さんが今どうしてるかも知らない。
当時楽しく時を過ごしていた仲間たちさえ、何をしてるのかも知らない。

まあきっと元気にやってるのだろう。
あの頃のことは、私にとって生涯の思い出になると、そう思っている。

古書チェーン店でのバイト ①

私は高校生の頃から様々なバイトをした。学生の頃はすぐ辞めていた。一ヶ月以上続けばいい方、短いと一週間ほどで辞めていた。
単純に嫌になって辞めることもあれば、救急車で病院に担ぎ込まれるほど精神を患うようなレベルまで様々である。

そんな中、よく続き何度も出戻ったところがある。
リユース&リサイクル会社の子会社にある古書チェーン店である。
ここはトータルで五年近く勤めた。

まず一度目は高校を卒業したばかりの頃。
その頃バイトを探していたのだが、馬鹿正直に精神を患っていたことを喋っていたので悉く落とされた。面接すらしてもらえなかったこともある。
その時は憤っていたが、今思えば「そりゃそうだろ」と思う。
モヤモヤしつつ立ち寄ったその店でアルバイト募集のポスターを見かけたので電話番号を控え、帰ってから電話した。
その際の電話対応は非常に親切で丁寧で、その時の私はただ面接をしてくれるというだけで「なんていいところだ」とまで思った。

二月半ばに面接、採用され、三月一日から就業。
ド緊張して、無駄にポジティブを心がけていた。
当時の従業員は、店長が男性。オープンからの従業員はほぼ女性…四人ほど。男性が二人。
昼から来る方は男二人女三人。全体の男女比率的にはやや女性が多く、平均年齢は、主婦が多いのでやや高めだった。でも高校生もいた。
現在は(その店は)高校生付加だが当時はオッケーだったのですね。

私の教育係になってくれたFさん(現在は結婚されて名前が変わってる)は、初出勤の際に「よくお客さんで来てくれてるよね!」「趣味合いそうだと思ってたんだ!」と言ってくれ、すごくいい人でした。
子持ちになった今でも変わりません。見た目もね…それはまたのちほど。
Fさんに色々教えてもらい、社員候補の男性従業員にも優しく教えていただきながら少しずつスキルを上げました。
ほんとにびっくりするほどみんな優しいんです。なんか注意することがあっても、それすら嫌味やキツさ0で、優しく明るく正してくれるからとてもやりやすい。
全員漏れなくコミュ力も高い。
下っぱでまだまだ青二才な私はそこそこ可愛がられてました。

すごく丁寧に教えていただいていたのですが、当時は従業員が豊作すぎてまったりしておりました。
とっても楽しいバイトでしたが、何故か私は辞めることに決めました。本当に何でかは、覚えてない。

私ごときに、送別会もやってくれて。いや実は歓迎会もやってたんですが、そっちは隣の店舗の社員さんの送別会も兼ねてたもので。

とてもいい会。いいバイト先。
そう思いながら、さわやかに一度目を終えるのでした。

カムダス☆ドロダスとPC

 

こんにちは。はじめまして。かむろです。
以前から時おりnoteというサイトで気ままな文章を書いてたのですが、この度はてなブログへ移動をしました。
好きな漫画家さんがはてなブログでブログを書いてたからです。
エッセイというものを読むのが好きで、書くのにも興味があったので、ちゃんとブログを作って書こうかなと思いまして作りました。
どうぞよろしくお願い致します。

…などと小学生のような紹介文で始めてはみましたが早速挫折しかけてます。
というのもこの文章。パソコンで打っているのですがとっても打ちにくい。
今使ってるパソコンが個人的にかなり使いにくいのです。
元々タイピングが得意ではないのですが、エンター押してるのに鍵カッコが出てきて中々変換されなかったりね!イライラ!

初めてマイPCを持ったのは今から10年近く前。
中古で三万くらいの普通のノートパソコンでした。
中古とはいえ綺麗で、当時の最新OSも入っており使い心地はSoSo.
最初は音楽を聴くために利用しておりましたがそのうちネットにも繋げ、ホームページをやったりまとめブログを見たりと長年愛用しておりました。

しかしWindows10がリリースされた頃から徐々に動作が不良になり出し、このんで使ってた音楽再生アプリもサポートが終了。
私はPCを使わなくなっていきました。


そして去年、静岡へ行く際にそいつを実家へ置き去りにしていきました。
帰るともういませんでした。まぁ、私がいらないって言ったのですが。
PCを置いてた学習机ごと無くなっていたので少し寂しくはありました。

PCなんかなくても平気だよ!と思い数か月。
やっぱPCあったほうがいいかなぁ、と思いまたしても中古で購入したのが今のPCです。
通販で購入したので、届くまでは思いもよらなかった不便な点もありました。
各コードを繋ぐ箇所だったり、Wi-Fiが使えなくて有線にしないとインターネットができなかったり。
今もこの「コード」というたった三文字を打つだけで非常に苦労をしたほどです。
あとこれはPCのせいではないのですが、学習机ではないローテーブルだと使いにくい。
腰も痛いしキーボードが低くて何度も空中でタイピングしてしまいます。

これを見て、じゃあスマホで打てば?と思った方は多いはずです。
スマホで打つのはもっと苦手なのです。

いや、このPCよりはましかな。

なんにせよ続けられればいいなと思ってます。